国産ライバルとの比較! カムリのアドバンテージとは?
実力派が揃う国産セダンのライバルはコレだ!
●日産ティアナ
FF(前輪駆動)の利点を生かした室内の広さ、高級サルーンに匹敵する静粛性や乗り心地のよさでセダンのメリットを存分に味わわせる。
「モダンリビング」「おもてなし」といった歴代モデルのコンセプトを継承しながら走行性能を磨き上げることによって、運転者はもちろん同乗者も満足できるクルマに仕上げられている。運転感覚だけでなく、内外装のデザインにも落ち着いたムードが漂い、年配ユーザー向けの印象が強い。
●マツダ・アテンザセダン
Gベクタリングコントロールなどの技術がもたらす卓越したパフォーマンスも含め、カムリにとって格好のライバルと言える。
売れ筋グレードのXDに搭載される2.2リッターディーゼルターボは、42.8㎏-mのトルクを2000rpmという低回転域から発生。市街地走行から高速走行まで、パワフルなフィーリングが堪能できる。ただし、燃費性能ではハイブリッドのカムリに軍配が上がる。
●ホンダ・アコード
パワーユニットがハイブリッド一択。車格や海外市場を主戦場としているなど、カムリとの共通点が多々ある。ホンダ独自の2モーターハイブリッド「SPORT HYBRID i-MMD」はパワフルな走りを効率的に生み出せるなど、トヨタ製ハイブリッドと比較して遜色のない能力を発揮する。
高度化光ビーコンを使用した信号情報活用運転支援システムを採用するなど先進性は群を抜いているが、機能の使い勝手や必要性という点ではカムリのほうが時代に則している感がある。
●トヨタ・マークX
車格はカムリの下に位置づけられる。デビューから約7年が経過したが、2016年に実施したマイナーチェンジで外装を刷新し、装備の充実が図られた。カムリのGグレードと同価格で、2.5リッター仕様の最上級に位置するスポーティな250RDSが購入できる。
FR(後輪駆動)ならではの卓越したパフォーマンスは大いに魅力的だ。しかし、設計の古さは否めず、ハイブリッド仕様もラインアップされない。スタイル、燃費と走りのバランスではカムリにアドバンテージがある。