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古いクルマを蘇らせるレストアの費用はどのぐらいかかる? (2/2ページ)

古いクルマを蘇らせるレストアの費用はどのぐらいかかる?

この記事をまとめると

■レストアとは古くなったクルマを新車に近い状態に戻すことを指す

■旧車人気が上がっているいまレストアもよく行われるようになってきた

■数千万円かかることもザラだが中身がわかりづらいゆえに業者や作業内容の精査が必要


1000万円以上もザラの世界がゆえに手抜き作業も……

 最近よく聞く旧車の高騰。海外市場が引っ張りあげつつ、それに釣られて国内で流通する車両もどんどんと高くなっている。場合によっては10年前の2倍以上になってしまっている例もあって、おいそれと買えない状況になってきているのは残念だったりもする。ただ、投機的な理由だけで高騰しているわけではなくて、全体的に現存車両の程度がよくなっているのもあるように思う。つまり、ボロボロのクルマが減り、レストアされた車両が増えてきているということだ。

 レストアという言葉自体も最近よく聞く言葉だ。もともと元に戻すという、メカだけに使われるオーバーホールよりも広い範囲の意味で、新車の状態に戻す行為全体を指す。店頭でもレストア済みというボードを掲げているのを見るが、そもそもどんなことをして、いくらぐらいかかるかよくわからない人も多いのではないだろうか。

 実際、定価というものはなし。せいぜい、時間あたり工賃というのがあるが、これは一般的な修理での考え方。1年以上かかったりすることもザラなレストアに対して真面目に当てはめてしまうと、工賃だけで莫大な金額になってしまう。

 具体的には車両の程度を見つつ、作業メニュー一式でいくらという形で出すのがほとんどだ。たとえば、ボディのサビ切除/板金/塗装でいくら。さらにいえば下まわりの作業はなしだといくらといった具合に、少し細く出すこともあるし、やってみて増減させることもある。

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