トヨタ「GR」シリーズ4車種を順次発売! ヴィッツGRMNは150台の限定

大本命のヴィッツGRMNは申し込み多数の場合抽選となる

 トヨタ自動車は、ヴィッツGRMN、86GR、アクアGR SPORT、プリウスα GR SPORTの4車種を発売する。ヴィッツGRMNは150台限定で、全国のGRガレージと専用WEBサイトにて2018年4月9日より商談申込受付を開始。なお、申し込みが150台を超えた場合は、5月21日に抽選を行なう予定である。86GRは2017年12月18日、アクアGR SPORTは11月27日、プリウスα GR SPORTは12月1日より全国のトヨタ販売店で発売する。GR

 ヴィッツGRMNは、トヨタのスポーツカーシリーズのチューニングを担うGAZOO Racing Companyが、ドイツ・ニュルブルクリンクで徹底的にテスト。さらに全日本ラリーなどのモータースポーツで培った技術を惜しみなく注ぎ込んだ、GRの頂点に立つ数量限定モデルだ。直列4気筒1.8リッターエンジンにスーパーチャージャーを搭載し、パワーだけではなくアクセルを踏んだ瞬間から気持ちの良い加速を得られる。

 また、ボディはヤリスの名で販売されている、基本剛性の高い欧州仕様の3ドアハッチバックスタイルを採用。さらにフロントタワーバー、ねじれや歪みを抑制するブレースなどの採用でボディ剛性をさらに高めるとともに、専用チューニングされたザックス製ショックアブソーバー、トルセンLSDなどを装着し、サーキットから一般道まで幅広いシーンに対応できる走りを可能としている。

 さらに、専用のT-Connectナビゲーションと、アクセル開度やステアリング舵角など走行データの記録などができるTOYOTA GAZOO Racingレコーダーの両方を装着すれば、サーキットのラップタイム計測や走行データ分析なども行なうことができる。まさに走りのためのモデルに相応しいオプションといえるだろう。

 ハイパワーエンジンに高剛性ボディと、走りに特化したヴィッツGRMN。世界ラリー選手権でも躍進を続けるヤリスの日本版ヴィッツが魅せる熱い走りに期待したい。

 続いて86GRは、2016年2月に100台限定販売した86GRMNをもとに開発。GRではブレースを追加したことでボディ剛性がアップしたほか、専用チューニングのザックス製ショックアブソーバー、トルセンLSD、高性能ブレーキキャリパー(フロント6ポット/リヤ4ポット)&ドリルドローターを採用している。

 また、外装は専用センター出しシングルエキゾーストテールパイプで、インパクトのあるリヤスタイルを演出。内装は専用コンビネーションメーターやレカロシートにより、上質かつスポーティな空間を作り上げている。

 そしてアクアGR SPORT、プリウスα GR SPORTは、スポット溶接の打点追加(アクア)やブレースの追加(プリウスα、アクア17インチパッケージ仕様)によりボディ剛性を向上。また専用チューニングサスペンションと専用フロントスポーティシートを採用したことで、ハイブリット車でもスポーツドライビングを楽しめる要素を盛り込んだモデルとなっている。

 GRとすぐわかる特徴的な外観と走りのテイストを加えた特別なシリーズ。今後はどんな車種に展開されるのだろうか。

 ちなみにメーカー希望小売価格(税込)は、ヴィッツGRMNが400万円、86 GRが496万8000円、アクア GR SPORTが233万2800円〜253万8000円(17インチパッケージ)、プリウスα GR SPORTが335万1240円(5人乗り)〜355万6440円(7人乗り)となっている。


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