海外から集まった珍しいF1が鈴鹿を激走
2015年から始まった「SUZUKA Sound of ENGINE」(2017年11月18日〜19日)は、国内外の歴史的価値のある自動車とオートバイ、レーシングカーなどが一堂に集鈴鹿サーキットで開催される国内最大規模のヒストリックイベントだ。
今回で3回目となるこのイベントの最大の目玉は「マスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1」(デモンストレーション)が組み入れられたこと。世界的に人気の1966年から1985年までのNAエンジンの3リッターF1マシンが鈴鹿サーキットに13台が集結した。
ネルソン・ピケが年間のシリーズチャンピオンを獲得した1981年のブラバムBT49Cや翌82年にケケ・ロズベルグがチャンピオンを獲得したウイリアムズFW08などのほか、日本製F1のMAKIや懐かしのMarch、Tyrrellなど、16台中13台ものF1がレーシングスピードで疾走する。
さらに日本にあるF1マシンが官能的なエンジンサウンドを響かせるLEGEND of Formula1には希少な国産F1マシンのKojima KE007、Ferrari F2003-GAや2010年モデルのF10など8台がエントリーしている。
また未だに日本でも世界でも超人気の1980年代から1990年代始めまでのスポーツカーの世界選手権マシン、グループCカーが12台も集まった。一大勢力は日産で5台ものCカーが走る予定だ。
ニチラMARCH83G、R86V、フロムAカラーのR90CK、そしてR92CPは23号車と24号車が星野一義さん、長谷見昌弘さんのドライブにより揃い踏みとなる。
さらにトヨタからはル・マン仕様のロングテールのTOM’S 85C-LとTS010。このほか海外からは元F1ドライバーで、鈴鹿にて2位表彰台に登ったことのあるロベルト・モレノがスペシャルゲストとして招聘されいるほか、国内のレジェンドドライバーも、前述の2人のほか、寺田陽次郎さん、片山右京さんがそれぞれにゆかりのあるマシンに乗ってファンを喜ばせてくれる予定だ。