この記事をまとめると
■登録車のナンバープレートはリヤは封印されているがフロントは簡単に取り外し可能
■キチンと見える位置にシッカリ固定して掲示していないと違反
■昔は罰則がなかったためにいまでも勘違いして外している人がいる
50万円以下の罰金というペナルティがある
封印されているリアのナンバープレートと違い、フロントのナンバープレートは簡単に取り外しが可能。ラジエターの前にあって、冷却性能面でマイナスだったり、ルックス的にも好ましくないし、オービス対策にもなるので、取り外したい、と思う人もいるかもしれないが、フロントナンバーの取り外しは、道路運送法違反となり、50万円以下の罰金というペナルティが待っている(違反点数はナシ)。
道路運送車両法第73条
「車両番号を記載した車両番号標を表示し、かつ、その車両番号を見やすいように表示しなければ、これを運行の用に供してはならない」
道路運送車両法施行規則第7条
「自動車登録番号標の取付けは、自動車の前面及び後面の見やすい位置に確実に行うものとする」
要約すると、「見やすい位置に確実に取り付ける」ということなので、フロントバンパーにステーなどを用いて、左右にオフセットするぐらいなら合法だが、ダッシュボードの上などに置いておくのは違法になる。
車内にナンバーがあっても、「見やすい表示」とは言い難いし、「確実な取り付け」ではないので取り締まりの対象になる。もちろん、布粘着テープで留めているぐらいではアウト。ボルトでしっかり止めなければNGとなる。
にもかかわらず、フロントナンバーは取り外してもOKと誤解している人がときどきいるのは何故なのか?