一見地味だがじつは凄いパーツメーカーの技術!
スーパーGT・GT500クラスに金石勝智監督率いるリアルレーシングとともにNSXで参戦し続けているパワートレイン・空調系部品メーカーのケーヒンは、11月5日まで東京ビッグサイトで開催されていた「第45回東京モーターショー2017」で東3ホールにブースを構えた。
ブース内には、KEIHIN NSX-GTさながらにラッピングされたホンダのFCV(水素燃料電池車)クラリティフューエルセルを展示し、それをスキャンするという演出で、同車に採用された自社製品をCGで紹介。
さらに、ファンやモーターをユニット中央部に配置し助手席足もとスペースを拡大することで、新型ホンダN-BOXの助手席570mmロングスライド機構「スーパースライドシート」実現に貢献した、エアコンユニットおよび蓄冷エバポレーターを披露している。
そのほか、ポート内噴射用インジェクターと35MPa対応直噴インジェクター、バルブ機構以外のハウジングを樹脂化し軽量化した電子制御スロットルボディ、大容量EGRバルブ、リブを多用して強度を確保した樹脂製インテークマニホールドを組み合わせた吸気モジュールを初公開。
マツダSKYACTIV-Xに代表されるように、今後ますます燃料噴射が高圧化されるとともに制御が緻密化していくガソリンエンジンの進化に対応できるという、技術力の高さに対する自信を示す内容となっている。