主人公の車両は作者が赤いヨーロッパに衝撃を受けて決定した
玩具メーカーとして11回連続での東京モーターショー出展となるトミカ。プレスデー2日目の10月26日にオープニングイベントが開催され、イベントでは「トミカタウンジオラマコンテスト」の表彰式と、スペシャルゲストを招いてのトークステージの2部構成で、表彰式では受賞者を代表して2組の親子が表彰を受けた。
トークショーの1部では、今回会場で先行販売となったTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceに出場している2台を再現したトミカのドライバー、今橋彩佳選手と蒲生尚弥選手の2人が登壇。レースカーのカラーリングを見事に再現した車両を見て、「トミカにもしっかりドライバー名がペイントしてあって感動した」と話してくれた。また、会場には実際にレースに参戦した今橋選手の86の実車も展示されており、その再現性を間近で確認することが可能だ。
そしてトークショー2部で登場したのが、あの伝説の漫画「サーキットの狼」の作者である池沢さとし(早人師)さん。今回の東京モーターショー開催記念トミカのひとつとして、赤いロータス・ヨーロッパスペシャルが用意されたことからの登場となった。
サーキットの狼のロータス・ヨーロッパと言えば白では? と思った人もいるかもしれないが、じつはこの赤いロータス・ヨーロッパこそがサーキットの狼が生まれる元となった1台だった。当時、トヨタ・2000GTに乗っていた池沢氏が偶然停車中の赤いロータス・ヨーロッパを見かけ、そのスタイリングに魅了され、「なんだあのクルマは!」と衝撃を受けたのがきっかけで主人公が乗る車両に抜擢されたという。そのため、今回の記念トミカでは赤いロータス・ヨーロッパが登場したワケなのである。