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【美人自動車評論家】吉田由美の「わたくし愛車買っちゃいました!」その32

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台風のなかで行われたレッドブル ボックスカートレースを観戦!

 台風21号と衆議院選挙の投票&開票で慌ただしい10月22日(日)、東京・赤坂サカス周辺は「レッドブル ボックスカートレース TOKYO 2017」による熱気に包まれていました。

「レッドブル ボックスカートレース」は、幅1.5m、長さ4m、高さ2m以内という決められたサイズの中でハンドルとブレーキ、タイヤだけがついた動力なしの手作りのマシンを作り、下り坂のコースを疾走! デザインとスピード、そしてパフォーマンスの3つの合計点で争うという競技です。日本でこのイベントが開催されるのは5年ぶり3回目。

 イベントの案内には「雨天決行」と書いてありましたが、台風となると話は別…と思って事務局からの連絡を待っていましたが、とくになし。大雨のなか、恐る恐る会場に向かうと、予定通り開催されるとのこと。

 出場者の皆さんは、「大丈夫なのかな?」 などと心配しましたが、65組の参加チームのうち不参加だったのはわずか1チームのみ。確かにこの日のためにマシンを作り、パフォーマンスも練習してきたことを考えると、少しの雨ならなんのその。

 しかし実際には想像以上の雨のため、12時のスタート時刻から1時間15分遅れの午後13時15分にスタート。トップバッターはTBSの人気番組「アッコにおまかせ!」の「アッコにおまかせ!33年目突入!記念号」。おそらく日曜日の生放送中にこの雄姿が披露される予定だったと思いますが、残念ながらスタートしたのは番組終了後。それでも会場を大いに沸かせました。

 私はラッキーなことに、スタート前のパドックを取材していたときに、「アッコにおまかせ号」のアンベールに遭遇しましたが、和田アキ子さん人形が履いているパンプスはソールが赤く、もしかして「クリスチャン・ルブタン」?

 その後は、エントリー順に。日本らしい人力車だったり、戦国武将スタイル、日本昔話的なものから動物をモチーフにしたり、ゆるキャラ的なものまでテイストはさまざま。なかには婚約中のカップルの彼が印鑑のマシンを作り、ゴールで大きな婚姻届けとフィアンセが待っているというチームも。もちろんゴール後は彼が彼女にプロポーズ。お幸せに!

 また、レッドブルが冠スポンサーのせいか、レッドブルを絡めたパフォーマンスが多いのも特徴的。

 じつは2か月ほど前に「レッドブル ソープボックスレース」のアメリカ・ロサンゼルス大会を取材に行きましたが、カート自体は日本のほうがバラエティに富んだデザインとクオリティの高さ。一方、パフォーマンスは日本人は恥ずかしがり屋さんが多いのか、控えめな感じ。

 結果は

 優勝 #36 誉レーシング「サンダーゲート」

 2位 #12 BUILD BANG RACING「フラップター」

 3位 #45 お米食べて-!「デカい米袋2017」

 ベストクラッシュ賞 #13おこめ倶楽部の「米俵号」

 スピードキング賞 #62 ショッピングカート大暴走「BAKUGAI SC typeR」

 壊れっぷりすらも賞になるというこのレース。しかし、とにかく出場者に怪我がなく無事に終わってよかった! ちなみに悪天候にもかかわらず、入場者数は約8500名。興味のある方は、次回の日本開催時に参加してみてはいかがですか?

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