降りしきる雨のなかで村山悌啓がスーパーマッスル初優勝
立ち上げから7年目でその名称を取りやめることとなったドリフトマッスルが最終戦を迎えた。その2017シーズンの第5戦は、10月28日(土)~29日(日)の2日間の日程で、栃木県日光市にある日光サーキットで開催された。
走行セッション前にブリーフィングが行われており、各クラスによって審査のレベルは異なるが、土屋圭市審判員長から直接審査の内容が伝えられ、各選手はその審査課題をクリアしていくことになる。
続く29日(日)は台風がより接近し、雨風共に前日よりも厳しくなった1日となった。スーパーマッスルクラスでは、3名によるタイトル争いは、前田翼選手(#74 ZESTINO オディエイティー/RPS13)、箕輪慎治選手(#23 HEY!MAN ツアラー/JZX90)、大金良隆選手(#7 MAD FACE FD3S/FD3S)の3名に絞られていたが、箕輪選手は欠場しており、前田選手と大金選手との一騎打ちとなるわけだが、ポイント差は23ポイントもあって、ドリフトマッスルでは1戦で最大26ポイント獲得できるが、決勝へ進出すればポイントを獲得できるため、大金選手にとっては非常に厳しい状況。前田選手は予選を通過し、ベスト8へ進出すればその時点でタイトル確定という、タイトルをほぼ手中に収めた状態での最終戦となったわけだ。