電動化車両だけじゃない! ディーゼルにガソリン車も注目
10月27日から東京ビッグサイトで開催される東京モーターショー。ドイツ・フォルクスワーゲンのブースには9台の車両が展示されたが、なんとその中の8台がジャパンプレミアという大盤振る舞いだ。
プレスブリーフィングでスピーチをしたフォルクスワーゲン・グループ・ジャパン株式会社代表取締役ティル・シェア氏は、「お客様の選択肢を広げるためにフォルクスワーゲンはパワートレインの選択肢を拡大しています。」と明言。それは、従来のガソリンエンジン車に加えて、プラグインハイブリッド車である「ゴルフGTE」と「パサートGTE」。そして6日前に発表されたばかりの電気自動車「e-ゴルフ」。
さらに待望の日本導入となったディーゼルモデルの「パサートTDI」の3種類のことを指している。また、人々の憧れの対象となるスポーティモデルの提供も重要な役割として、もっともコンパクトなGTIバージョンである「up! GTI」と、ゴルフシリーズ最強モデルの「ゴルフR」の限定車、「ゴルフRパフォーマンス」を紹介したほか、日本市場での量販車種である「ポロ」の新型モデルや、新たなフラッグシップモデルである「アルテオン」も日本初披露された。
そんなフォルクスワーゲンブースでやはり一番の注目だったのが、2020年から発表していくとアナウンスされた実用性に富んだ電気自動車シリーズのひとつ「I.D.BUZZ」だ。1950年にデビューしたタイプ2(通称:ワーゲンバス)のモチーフを色濃く受け継いだ同車は2つのモーターを持ったAWD車であり、システムパワーは374馬力を発生。
これにより0-100km/hを約5秒で加速する実力を持ちながらも、満充電で最大600kmの航続距離を確保しているという。もちろん、自動運転機能も備えており、最大8人が乗車可能な室内はまるで走るリビングルームのよう。当然、広大なスペースユーティリティも持ち合わせているため、まさに新時代の多目的EVマイクロバスと言えるだろう。