古いクルマでも最新モデル並の安全装備が後付けできる
東京ビッグサイト(東京都江東区)で10月25日(一般公開は10月28日)より開催されている東京モーターショーの「データシステム」ブースには、安全運転をサポートするアイテムが展示されていた。
とくに注目したいのが『ブラインドサイドカメラ』。ドアミラーの死角を映し出すカメラで、後続車の接近を車両を感知するシステムを持たないクルマでも安全性を高められるアイテムだ。
さまざまな安全運転サポートアイテムをリリースするデータシステムは、11月上旬に発売を予定しているブラインドサイドカメラ『ドルフィン・アイ』をいち早く展示してきた。ボディサイドにスタイリッシュなカメラを装着し、左ドアミラーの死角をモニターに映すことで進路変更時に左後方から来る車両を確認できるわけだ。
近年は、レーダーなどで後続車の存在をチェックできる運転支援システムが装備されているクルマがあるが、ブラインドサイドカメラ『ドルフィン・アイ』は、古いクルマやそのような装備の設定がないクルマの安全運転を支援するアイテムといえるだろう。スタイリッシュなフィンタイプのサイドカメラは、カメラが固定式のコンパクトタイプ(BSC261-S/1万7800円)とカメラの角度調整式タイプ(BSC262-M/1万9800円)の2タイプを用意している。どちらも鮮明な画像をモニターに映し出せる性能を持っている。
さらに発売直前のアイテムとして「セーフティアクセルガード」も展示。これはアクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる急発進を防止するシステム。こちらも踏み間違い防止の安全運転支援システムの設定がない電気制御スロットルを採用するクルマに装着することで、安全運転をサポートしてくれるのだ。
ドライブレコーダーで業界最高峰の高細目3メガ録画を実現する「DVR3000」のデモも行われていた。DVR3000は、体格140度の広角6層ガラスレンズの採用によるウルトラワイドな録画が可能。さらに、HDMI出力端子や3.5mmミニジャックAV出力端子にも対応するため、カメラの画像をナビの画面で録画した映像を確認することもできる。オプションのセンサースイッチコントローラーとドップラーセンサーを組み合わせることで、駐車中のクルマの防犯カメラにシステムアップすることも可能だ。
そしてもうひとつ。後席の乗員や背の高い荷物は、ルームミラーからの後方視界の妨げとなる。これを解消するルームミラーモニターの開発も行っている。車体後方に設置したカメラからの映像を加工してルームミラーモニターを通して見たような景色を表示。もちろん、そこには乗員や荷物が存在しない映像となっている。
さらにリバースモードにすれば、バックカメラと同じような映像へと切り替えられる。もちろん、モニターのスイッチをオフにすれば、通常のミラーとしても使えるそうだ。すでに自動車メーカーが一部のクルマに同様なシステムを設定しているが、まだまだ少数なので、ぜひとも商品化してほしいアイテムだ。
このようにデータシステムでは、安全運転を支援するシステムなどを持たない車種にも、同様な安全性を負荷することができるアイテムを開発&販売をしている。東京モーターショーではぜひデータシステムブースに注目してほしい。
データシステム
https://www.datasystem.co.jp/