出展車両も日本初公開モデル8台を揃える
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、10月28日(土)から一般公開が始まる第45回東京モーターショーに、展示車両9台、うち8台が日本初公開モデルでブースを展開する。そのモデルたちは日本初公開が、「I.D.BUZZ」、「Polo TSI Highline」、「up! GTI」、「Arteon R-Line Advance」、「e-Golf」、「Golf GTE」、「Golf R Performance」、「Passat Variant TDI」の8台で、さらに「Passat GTE Advance」の合計9台だ。
「We make the future real」をテーマに、EV(電気自動車)に力を入れるフォルクスワーゲンのビジョンを表した「I.D シリーズ」や、プラグインハイブリッド(PHEV)、ディーゼルモデルなどの次世代パワートレイン車を展示する予定だが、なかでも注目すべきなのは、やはりEVである。
フォルクスワーゲンは、EV専用プラットフォーム「モジュラー エレクトリック ドライブキット(MEB)」を開発し、2016年のパリや、今年1月のデトロイトで行われたモーターショーなどでさまざまなコンセプトモデルを公開してきた。
また、先月行われたフランクフルトモーターショーでは、2020年に3車種のEVを発売し、2025年にはフォルクスワーゲンブランドの23車種のEVの発売を目標にすると発表している。今回のモーターショーでは、2022年に生産が決定しているマイクロバスタイプの電気自動車「I.D BUZZ」が登場。
2つの電気モーターを使った駆動システムは、275馬力を発揮し、リチウムイオンバッテリーを搭載することで最大600kmの航続を可能にしたモデルである。会場では、リニューアルされて間もないクロスオーバーモデルの「I.D CROZZ」のエクステリアとインテリアをバーチャル体験できる「VR Experience」ブースも設ける。
また、バーチャルショールーム「Intuitive Car Finder」では、ヘッドマウントギアを装着して動く脳波を読み取り、その人にピッタリな1台を選出するシステムを体験することができる。
そのほかにも、展示車両のARマーカーにスマートフォンやタブレット端末をかざして、クルマの特徴や魅力の説明を受けられるAR Experience、「Tech Labo」 など、フォルクスワーゲンが提供する近未来の技術を体感できるのも楽しみの一つである。