セーフティ センスCやパーキングサポートブレーキを装備
トヨタ自動車は、ワゴンのカローラフィールダーとセダンのカローラアクシオを安全面、内外装、燃費向上、そして新パッケージの設定などのマイナーチェンジを行い、全国のトヨタカローラ店にて発売を開始した。
今回のマイナーチェンジで注目すべき点は、「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)」の新設定と、衝突回避支援パッケージ「トヨタ セーフティ センス C(Toyota Safety Sense C)」を全車標準装備化したことだ。
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)は、駐車場などで、アクセルペダルを踏み間違えた際の衝突被害を軽減するシステムである。また、「トヨタ セーフティ センス C」は、レーザーレーダーと単眼カメラを合わせ、2種類のセンサーによる高い認識性能と信頼性を確立した、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティー、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームを備えた総合的な予防安全装備パッケージである。
内外装の変更点として、エクステリアでは、フロントグリルに新デザインを採用し、スポーティかつスタイリッシュに変身させた。インテリアでは、助手席側のメッキ加工のインストゥルメントパネルを使い、質感がアップしている。
また、カローラアクシオの新カラーとして、アヴァンギャルドブロンズメタリックとクールボルドーガラスフレーク(オプション設定)を新設定した。
さらにハイブリット市場では絶大なシェアを誇るトヨタだが、さらなる燃費向上対策として、エンジン・モーター・インバーターなどの制御をブラッシュアップすることにより、34.4km/L(JC08モード)の燃費を達成した。
そして、カローラアクシオにメッシュパターンの専用グリルやリヤスポイラーを装着した”W×B(ダブルバイビー)”の新パッケージを設定した。従来とは異なるシートの表面素材や洒落たグレーのストライプ加飾を施したシートバックを備え、上質な室内に仕上げられている。
また、オプションで、カローラフィールダーで人気の専用ホワイトシートの選択が可能になった。加えてW×B専用色として、ブラックメッシュアゲハガラスフレークとセンシュアルレッドマイカを新採用した(どちらもオプション設定)。
1966年より愛され続けてきたカローラだが、今回のマイナーチェンジでさらに多くの人に親しまれるモデルになったのではないだろうか。