最大の注目は挑戦的なデザインのコンセプト Z4
BMWは、第45回東京モーターショーに「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」をテーマに、アジア地域では初のコンセプトモデルを含む5モデルをアジア・プレミアとして出展する。5モデルは、BMW コンセプトZ4 、BMW コンセプト8シリーズ 、 BMW M5 、BMW 6シリーズ グランツーリスモ 、 BMW X3。今回注目のアジア・プレミアモデルから、詳細を紹介していこう。
・BMW コンセプトZ4
BMWで駆け抜ける歓びを実直に表現した、数年後に発売を目標とするデザイン試作車である。空気の流れをイメージした流線型でありながらも全体をダイナミックな印象にまとめ、フロントのキドニー・グリルはBMW 328 Mille Migliaをインスパイアしたクラシックなロードスター・モデルを連想させる。また、縦に2つ重ね合わせたような新デザインヘッドライトも採用した。
・BMWコンセプト8シリーズ
クーペの核である運動性能を持ちながら、高級感、圧倒的な存在感を実現した、今後導入予定の新型BMW 8シリーズクーペを匂わすモデルである。インテリアに、メリノ・レザーを採用し、宝石のような輝きを放つファセット加工が施されたセレクター・レバー、スワロフスキー製のiDriveコントローラーなど、デザインと素材を生かした装備品で室内の高級感をアップさせた。
・BMW M5
BMWの高性能スポーツモデルの開発を担うBMW M社が手掛けた、ハイパフォーマンス・セダンである。パワートレイン、サスペンション、エアロダイナミクスをハイレベルにバランス取りし、インテリジェント四輪駆動システム、M xDriveを搭載した。
カーボン・ファイバー強化プラスチック(CFRP)製ルーフの採用など、四輪駆動システムを装備しつつも軽量化を叶えたハイスペックモデルとなっている。
・BMW 6シリーズグランツーリスモ
クーペの魅力であるフラットなルーフデザインでスポーティなボディを強調しつつも、ワンランク上の長距離ドライブ時の快適性と、プレミアム・クーペらしい高性能を兼ね備えたモデルである。後席の足もとのスペースが広く取られており、ラゲッジルームは容量610リッターから1800リッターまで拡張できる。
・BMW X3
ミディアム・クラスにおけるSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の新時代を示すモデルとして、スポーティな走行性能を高めたドライブトレインと、高級感のある装備品などを備えている。内装には、クローム加工を随所に散りばめ、パネルやコンソールなどに「X」、「X3」のエンボス加工を施し、Xモデルであることの価値を高めた。
また最新のiDriveナビゲーションに加え、最先端の部分自動運転機能や安全機能・運転支援機能が搭載され、機能面も向上した。
次にその他の展示モデルの詳細である。