手動運転のスポーツカーに車いす収納機能付きのSクラスまで! 今どき福祉車両がスゴイ (3/3ページ)

別会場にてトヨタはウェルキャブシリーズ新商品をメディアに公開

 また、この国際福祉機器展に合わせ、トヨタはその福祉車両ウェルキャブ(メーカー完成特装車)シリーズに新たに設定された3つの車両をメディアに公開した。そのトヨタのウェルキャブは、9月13日に発表となった新しい車いす仕様車「タイプIII」(発売は12月25日)、そしてサイドリフトアップチルトシート車、ウェルジョインの3車。

福祉車両車いす仕様車「タイプIII」は、トヨタのオリジナル車イス「電動ウェルチェア」とワンタッチ固定装置を組み合わせることで、車イスを乗車させる際にこれまで11工程必要だったものを1工程で完了させ、さらにシートベルトの固定も作業をより軽減させ、車イスを乗降させる際の介護負担を大幅に減少させることを実現した。
福祉車両また、サイドリフトアップチルトシート車は、これまでのサイドリフトアップシート車と比較して、シートの車外への出シロを極力抑えているため、駐車場での乗降スペースをそれほど気にしなくてもよく、雨天時のシートの濡れも抑えることができる。また、シートがチルトすることでヒップポイントを高く保っており、降りた際に立ち上がりがしやすい上に膝の負担も低減するというメリットがある。
福祉車両ウェルジョインは、5ナンバーサイズの送迎仕様車。2列目シートを2人掛けの専用シートに変更することで、3列目へのスムースにアクセスできる乗降性を確保している。

 この3車はいずれも、ヴォクシー、ノア、エクスファイアに設定されている。


新着情報