車検自体の費用は変わらないがトータルでは手間や費用が増す
日本には車検制度があるが、車検が切れた状態で走っているクルマも20万台程度は存在すると推定されている。
そうした車両を発見すべく、可搬式の「ナンバー自動読取装置」によって、車検切れ車両を把握するといった施策を取ることを国土交通省が発表したというニュースも記憶に新しい。
そして、日本の制度においては車検が切れた状態というのは、自賠責保険に未加入状態とニアリーイコール。四輪車だけでなく、原付バイクまで公道を走る際には自賠責保険(共済)に加入していることは必須となっている。未加入で運行した場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金、さらに無保険での運転は違反点数6点の交通違反であり、即免停となるほどの重い罰則が課せられる。すなわち車検が切れた状態というのは、許されないのだ。