日常使用の9割をアクセルペダル操作だけで走行可能
2つ目は運転支援技術「プロパイロット」の採用だ。高速道路の単一車線において設定速度の範囲内でアクセル、ブレーキ、ステアリングを制御してくれる。現行セレナ登場時に初めて搭載され、順次拡大採用されている機構だ。
同時に「プロパイロットパーキング」と呼ばれる、駐車アシスト機構も搭載された。駐車開始から完了まで、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御してくれる。車両周囲を、デジタルAVM(アラウンドビューモニター)と高性能ソナーを認識している。
3つ目は「e-Pedal」。これまでノートe -POWERもアクセル操作のみで加減速できる「ワンぺダルドライブ」を実現していた。だが新型リーフは一歩進んでモーターとブレーキを併用している点が新しい。アクセルオフで自動的にブレーキがかかり、さらに停止を保持するという新機能が追加されているのだ。日産いわく、日常のおよそ9割の減速をアクセル操作だけでカバーできるという。
最後は「プレミアムクラス並みの静粛性の実現」。室内への音の進入経路となる隙間を徹底的に排除し、吸遮音材の構造の最適化で「高遮音車体」を実現しているという。日産によるとプレミアムクラス並の静粛性を達成したのことで、100km/h時の遮音レベルは欧州プレミアムブランド並だという。
また、さらに出力を向上させたモーターを搭載し、航続距離を伸ばしたハイパフォーマンスモデルを2018年に発売予定だという。こちらも一刻も早い市場投入を期待したい。
ちなみに今回の新型リーフは追浜工場、アメリカ・スマーナ工場、イギリス・サンダーランド工場で生産される模様。日本では10月2日より販売を開始予定だ。