日本では10月2日より販売を開始予定
日産自動車は、9月6日に2代目となる新型リーフを初公開した。 同車の初代モデルは電気自動車(EV)の世界戦略車として2010年より国内発売開始。価格改訂や30kWhバッテリー搭載モデルの追加など細かいブラッシュアップを継続的に行ってきた。
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その結果、2016年には世界累計20万台を達成。こと日本においてはEVの普及、促進の立役者といえるモデルである。2代目は果たしてどのような進化を遂げているのだろうか?
新型のボディサイズは、全長4480mm×全幅1790mm×全高1540mm。ホイールベースは2700mm。旧型と比べ全長が35mm伸び、全幅は20mm、全高は10mmアップした(ホイールベースはそのまま)。エクステリアデザインのポイントはグリルレスだったフロントフェイスにグリル状のデザインができたこと。これは日産のデザインアイデンティティ「Vモーション」であり、担当デザイナーいわく「かっこいいフロントフェイスにしたかった」とのことだ。
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インテリアは、7インチフルカラーディスプレイを装備したほか、日産EVらしいブルーのステッチを随所にあしらった点が特徴だ。ナビゲーションシステムは「Apple CarPlay」と「Android Auto」 が追加搭載されている。
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ここからは新型のポイントを的を絞ってリポートしていこう。新型のポイントは4つある。ひとつは「新開発パワートレインの採用」だ。
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新型は40kWhリチウムイオンバッテリーを搭載し、400km(JC08モード)の航続距離を達成。モーターも出力がアップしており、最高出力110kW/最大トルク320N・mを発揮する。初代の109kW/254N・mと比較して、トルクアップが著しい。
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