昼間の走行時の被視認性を高める
BMWジャパンはこのほど、8月23日に発表した1シリーズの一部改良に続き、BMWブランドの全車種で装備を充実させる一部改良を一斉に実施した。
【全車種共通】
デイタイムランニングライトを標準装備。エンジンスイッチをオンにした際に常時ヘッドライトのコロナリングを点灯させることで、昼間の走行時の被視認性を高めるとともに路上での存在感をアップさせる。
【225xe iパフォーマンス、M240iクーペ、M2クーペ、3シリーズセダン/ツーリング/グランツーリスモ、4シリーズクーペ/カブリオレ/グランクーペ、M3/M4、5シリーズセダン/ツーリング】
車載通信モジュールを備えるテレマティクスサービス「BMWコネクテッド・ドライブ」を標準装備。
・エアバッグが展開するような深刻な事故が発生すると車両から自動的にSOSコールを発信する「BMW SOSコール」
・バッテリー上がりなどの不具合が発生すると自動的にBMWディーラーへ通知し、路上故障などのトラブルが発生するとBMWエマージェンシー・サービスに連絡し車両ステータスを送信することもできる「BMWテレサービス」
・スマートフォンまたはコールセンター経由で車両を遠隔操作できる「BMWリモート・サービス」
・車載通信モジュールを利用して最新のニュースや天気予報を閲覧・検索したり、パソコンやスマートフォンで事前に検索した目的地情報をナビに反映させることができる「BMWオンライン」
・BMW専用スマートフォンアプリ・BMWコネクテッド車内で利用できる「BMW Apps」
を実装している。
【X1】
「sドライブ18i」のトランスミッションを6速ATから7速DCTに変更。「xドライブ18d」にフロントPDC(パークディスタンスコントロール)を標準装備した。
【2シリーズクーペ/カブリオレ、M2クーペ】
フロントに新世代のヘキサゴナルデザインを採用したアダプティブLEDヘッドライト、より幅広なキドニー・グリルのフレーム(M240iクーペを除く)、大型化したエアインテークを、リヤには新デザインのL字型LEDコンビネーションライトを装着して、スポーティさをさらに強調した。
インテリアでは、タッチパネル対応コントロールディスプレイを採用するなど1シリーズと同様の改良を施し、質感と使い勝手をアップ。また前述の通り、M240iクーペとM2クーペに「BMWコネクテッド・ドライブ」を、M2クーペにはさらに7スピーカー搭載のHiFiサウンド・システムも標準装備している。
【3シリーズセダン/ツーリング/グランツーリスモ】
前述の「BMWコネクテッド・ドライブ」を全車に標準装備し、フロントPDCを318i SEおよび318iツーリングSEを除く全車に標準装備。
フロント・シート・ヒーティング(運転席&助手席)を320i、320i xドライブ、320d、330e iパフォーマンス、320iツーリング、320i xドライブツーリング、320dツーリング、330iツーリング、320iグランツーリスモ、320dグランツーリスモ、320d xドライブグランツーリスモに標準装備した。
そのほか、インテリアトリム「ファインライン・アンソラジット・ウッド・トリム/パール・グロス・クローム・ハイライト」を、セダンおよびツーリングのMスポーツ全車に標準装備。スルーローディング・システム(40:20:40分割可倒式リヤシート)を318i SEに標準装備している。
また、318i/320i/320i xドライブ/320dのセダンおよびツーリングに、総計1300台限定車「Mスポーツ・エディション・シャドー」を設定した。
エクステリアでは、新色のサンセット・オレンジを専用ボディカラーとして設定。専用装備のブラックキドニーグリル、専用ダーク色のフロントLEDヘッドライトとLEDテールライトに加え、専用19インチMライト・アロイ・ホイール(オービット・グレー)を装着している。
内装には、ブラックアウトされたパネルから走行モードごとに異なる色やデザインのメーターが浮かび上がる「マルチ・ディスプレィ・メーター・パネル」を採用。さらに、専用のダークカーボン調トリムにブルーのステッチをあしらったブラックのダコタレザーシート(318i/318iツーリングはセンサテック・レザー・ブラック)、専用装備のステンレスペダルおよびフットレストを装着することで、よりシャープでスポーティなデザインに仕上げた。
【4シリーズクーペ/カブリオレ/グランクーペ】
前述の「BMWコネクテッド・ドライブ」を全車標準装備したほか、「フロント・シート・ヒーティング」を420iクーペ、420iグランクーペ、420i xドライブグランクーペに、「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」を、430iクーペ、430iグランクーペ、440iクーペ、440iカブリオレ、440iグランクーペに標準装備した。
【M4】
前述の「BMWコネクテッド・ドライブ」を全車標準装備したほか、高性能モデル「コンペティション」に6速MT車を追加した。
【7シリーズ】
320馬力/69.3kg-mを発する3リッター直6ターボディーゼルエンジンに4輪駆動システム「xドライブ」を組み合わせた「704d xドライブ」および、そのロングホイールベース仕様「740Ld xドライブ」が新グレードとして追加された。
同時にモデルラインアップも一新され、従来はオプション限定とされていたプラス・パッケージを標準装備した「エクゼクティブ」、それに加えてデザイン・ピュア・エクセレンス・パッケージを標準装備したラグジュアリー志向の「エクセレンス」、必要な装備を厳選して採用したエントリーモデルの3つが新たに追加されている。
また、「BMWレーザー・ライト」や「リモート・パーキング」が最廉価グレードの740e iパフォーマンスを除く全グレードに標準装備され、さらにMスポーツでは「20インチMライト・アロイ・ホイール・ダブル・スポーク・スタイル648M」が装着されるようになった。
なお、740e iパフォーマンスは、レザーフィニッシュダッシュボードやパーキングアシストが省かれるとともに、シート表皮がエクスクルーシブナッパレザーからダコタレザーへ変更されることで、価格が1066万円に抑えられている。