バリアフリー・モータースポーツフェスティバル2017
「障がい者と健常者が同じフィールドでモータースポーツを楽しもう!」というコンセプトで行なわれる「乗りもの大好き!バリアフリー・モータースポーツフェスティバル2017(BMF)」が昨年に引き続いて、9月3日(日)に、好天に恵まれての開催となった。
そんなこのイベントへ協力するドライバーも多い。今回ゲストとして登場したのは、SUPER GTへ参戦する日本のトップドライバーである伊沢拓也選手(TEAM KUNIMITSU)と中嶋大祐選手(TEAM MUGEN)、そして車イスレーサーの青木拓磨選手、アクティブクラッチの普及を推し進めている福永 修選手、モータージャーナリストでもある大井貴之選手といった面々。また、車イスレーサーである、ホンダ太陽の坂元幸雄選手と山口修平選手も来場してその走りを披露してくれた。
ステージでは、さまざまなパフォーマンスも行なわれ、伊沢&中嶋選手によるトークショーも開催となった。このGTドライバーのトークショーでは、サイン入りグッズのプレゼントも行なわれ、同乗走行権を賭けたジャンケン大会も行なわれた。
もちろん、福祉車両の展示もあり、北海道日産が2台の車両を持ち込み、また後付けで福祉車両への改造を提案するオフィス清水も2台のデモカーを展示。またホンダのブースでは歩行訓練機器「歩行アシスト」をデモンストレーション。
4WDアドベンチャーツアーエリアでは、「ジオランダーカップ」や「4WDアドベンチャーツアー」も行なわれ、横浜ゴムの新しいオフロードタイヤ「GEOLANDAR M/T G003」を装着した車両での同乗体験も。
千歳モーターランドのASPコースでは「競技車両同乗走行体験」と題して、地元のドリフトチーム「Fyl-Fot(フィルオット)」のドリフト同乗走行や、ホンダNSX、そしてテックマチック(ハンドドライブ)仕様のN-ONEカップカーなども同乗走行ができた。
そしてイベントの締めくくりは、「車いすGP」と名付けられた、車イスをバトン代わりにカートコースを1周するチーム対抗リレー。健常者も障がい者も、そして参加者も出展者も一緒になってチームを作って全員が車イスに乗ってタスキをつないでゴールするという、このイベントを象徴するような競技である。