大人気車のハスラーは2WD・4WDどちらもMTで乗れる
3)スズキ・ハスラー
ジムニーほどガチではないクロスオーバーSUVとしてスマッシュヒットを記録したハスラー。じつはこの車種にもMTの設定がある。しかも2WD、4WD共に設定されているのは嬉しいところ。ただ、ターボモデルはCVTのみとなるだけでなく、MT車はレーダーブレーキサポートやESP、グリップコントロールなどの安全装備、助手席シートヒーターやリアヒーターダクトの快適装備が省かれてしまう。
4)ホンダ・バモス/バモスホビオ
1970年代に登場したレクリエーションビークルであったバモスホンダの名前を20数年ぶりに復活させて、1999年に登場した軽ワンボックスのバモス。2003年にはハイルーフ仕様でホビー用のクルマとしての活用を見越したバモスホビオも追加されている
ミッドシップレイアウトにMTの組み合わせということもあり走りにも期待したいところだが、フロントタイヤハウスの影響でペダルレイアウトが左にオフセットしているのが難点。またモデル途中で追加されたターボはATのみとなる。ちなみに現在のラインアップは3速ATと5速MTと両極端のため、ドラポジさえ問題なければMTを選びたいところ。
5)スズキ・エブリイバン
仕事だけでなくレジャーのお供としても人気が高い軽ワンボックスバン。とくに軽自動車は乗用でも商用でも最大4人乗りとなることから、リヤシートの居住性も普通車ほど悪化しないというのも人気のポイントだ。ただ、スライドドアなどが備わる軽ワンボックスは車重が重くなりがちなため、パワーに余裕があるターボ車を選びたくなるところ。
しかし、エブリイワゴンにはターボ+MTの存在がない。そこで狙いたいのがエブリイバンのJOINターボとなる。なんとJOINターボにはMTの設定があり、2WDも4WDも選択可能なのだ。なお、エブリイバンは日産や三菱、マツダにもOEM供給がされているが、ターボMTが選べるのはエブリイのみ。供給元の意地が垣間見れるグレードである。