白ボディにリヤの「+M」エンブレムがある時点で疑った方がいい
史上最速の覆面パトカー、などと話題を集めているのが警視庁が導入したトヨタ・マークX “+Mスーパーチャージャー”の覆面パトカーだ。東京の首都高を中心に日夜違反者の取り締まりに従事している同車だが、改めてどういったクルマなのかを振り返ってみたい。
それまでのマークIIの後継車種として2004年に登場したマークXは、2009年に2代目へと進化。そのフルモデルチェンジと共にトヨタモデリスタインターナショナルが手掛けるコンプリートカーのひとつとして登場したのがこの「+Mスーパーチャージャー」となる。ベースとなったのは3.5リッターエンジンを搭載する3グレードだった。
ちなみに初代マークXにも3リッターエンジンを搭載するモデルをベースにスーパーチャージャーで武装したコンプリートカーが設定されており、2世代連続してスーパーチャージャー仕様が存在していたことはあまり知られていない。また、2008年デビューの13代目クラウンにも2代目マークXと同じチューニング内容の「+Mスーパーチャージャー」が設定されていた。