夏の洗車が重要な理由とは? (1/2ページ)

虫などの汚れの固着やゲリラ豪雨対策も大切

 各地で最高気温が35℃を超す、今年の夏。ここまで暑いと、ついつい洗車がおっくうになって、梅雨明け以来、一度も洗車をしてない人も……。しかし、あえて夏こそ洗車といっておきたい。理由は、夏特有の夕立とゲリラ豪雨への備えとしてだ。夏の洗車

 この季節、キレイに洗車され、撥水コートが効いているボディとガラスは、水をはじいて突然の雨でも視界良好。もちろんボディもピカピカをキープ。安全運転のためにも、涼しい時間帯を選んで、愛車に磨きをかけておこう。また夏の強い日差しは、人の肌にも大きなダメージを与えるように、クルマのボディのとっても厄介な存在。

 夜の郊外や高速道路でこびりつく虫の死骸や、鳥の糞、排気ガスや油汚れなどは、直射日光に照らされることで、ボディの表面に焼き付けられるようになり、放置しておくと固着して非常に除去しづらくなり、塗装面を痛めてしまう。

 さらに夕立や、ゲリラ豪雨もボディの輝きを奪う厄介な存在。ボディに残った水滴が、強い日差しによって急激に蒸発すると、水に含まれていたミネラル成分などが残って、うろこ状の白い水垢=イオンデポジットになってしまう。そして、海辺のドライブで付着した塩分なども、クルマにダメージを与えるので、速やか
に洗い流したい。

  


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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