【美人自動車評論家】吉田由美の「わたくし愛車買っちゃいました!」その25

日本でスーパーGT人気の理由は筋肉のせい

 私のなかでは毎年恒例取材の富士で行われる「スーパーGT」。私は富士のスーパーGTには、5月のGWと8月のお盆の時期に行われる年に2回はほぼほぼ毎年来ているのに、いつも数名の方に「珍しいね~! GTにも来るんだ~?」と言われます。もちろん今回も! よっぽど私にはレースのイメージがないみたい。

吉田由美

 そんな私ですが、今回ちょっとわけあっていつもと違う角度から取材をしていました! こちらの話は近日、どこかでお話させていただくかも!?

 ちなみに本日の「2017 AUTOBACS SUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝レース。ころころ変わって予測が難しい天気のなか、富士スピードウェイには33500人ものひとびとが終結。現在、「レッドブル・エアレース」に参戦中の室屋義秀選手が、スポンサーでもある「LEXUS」と描かれた飛行機で、迫力のあるアクロバット飛行「フライトパフォーマンス」で観衆を魅了。続いて静岡県警の白バイ隊によるパレードラン。

 決勝はポールポジションスタートのNo.8「ARTA NSX-GT」が、当初はぶっちぎり。しかし終盤に追い上げを見せていたNo.23「MOTUL AUTECH GT-R」に迫られながらも逃げきってポール・トゥ・ウイン。ARTAは嬉しい今季初勝利。しかも、GT300でもARTAはポールポジションスタートのNo.55「ARTA BMW M6 GT3」がそのままゴール。

 うーん。GT500はトヨタの一人勝ちから今回はホンダが優勝。日産も右肩上がりで調子を上げてきているようなので、レースが面白くなってきました!次の今月27日決勝のスーパーGT インターナショナルSUZUKA 1000km」も目が離せません!

 今回はGT500に関係する数名の方にインタビューさせていただきましたが、なかでも興味深かったのは、NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社)チームの柿元邦彦アンバサダーのお話で「なぜ日本人はスーパーGTが好きなのか?」について。

 柿元さん曰く「ヨーロッパの人は貴族文化が起源とされるF1のようなスプリントレースが好き。一方、日本人は平等なものや耐久レースが好きなのですが、これには体の仕組みが関係あります。白人は「速筋」という白い筋肉が多いので瞬発力に長け、日本人は赤い筋肉の「遅筋」が多いので耐久が得意。これは医学的に証明されています。」とのこと。確かに日本人はマラソンではオリンピックなどで優勝もしていますが、陸上の100m走は……。なるほど! 勉強になりました!!


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