
納車費用と車庫証明申請代行費用をカットするとお得に
諸費用カットの詳細に入る前にこれだけは言っておきたい。諸費用カットの要求は商談の仕上げの段階、つまり契約直前まで取っておくことである。新車販売において一般的に諸費用カットといって該当するのは、「納車費用」と「車庫証明申請代行費用」のふたつとなる。
「納車費用」とは、セールスマンがお客の自宅や職場などへ新車を持ち込んで引き渡す際に発生する費用。過去には「納車準備に関するさまざまな費用が含まれている」といった説明をして諸費用カットに応じようとしない姿勢が目立っていたが、今は「ご自宅などへ新車をお持ちするための費用」という説明が多い。そのため「店頭に引き取りに行きます」といえばすんなりカットに応じてもらえる。
気をつけたいのが、今どきは店頭納車が主流であるということ。販売現場もご他聞に漏れず人員は不足気味となっており、各店舗ともギリギリの人員で店舗運営をまわしているのが実状。そのなかで各セールスマンが納車のたびに店舗から外出していては、販売活動もままならない。
そのため店頭納車を大原則とするディーラーがほとんどといって良いのが現状であり、そのあたりの事情を説明し、はじめから納車費用を計上しないディーラーもあれば、最初から納車費用を計上し、これをカットすることで「値引きに積極的な姿勢」であることをアピールするディーラーもあるので、くれぐれも注意してもらいたい。