この記事をまとめると
■クルマの当て逃げによる被害者は泣き寝入りしているケースが多い
■しかし当て逃げは立派な犯罪だ
■どのようなペナルティが課されるのかについて解説する
加害者は正直に届け出ることはもちろん目撃者も警察へ報告を!
駐車していたクルマに戻ってきたら、愛車にぶつけられた(擦られた)跡が……。いわゆる「当て逃げ」の被害者になると、本当にショック。当て逃げの検挙率は公表されていないようだが、泣き寝入りしているケースが多いのが現状。
しかし、当て逃げは立派な犯罪であり、犯人が特定されれば、少なからぬペナルティがある。まず、違反点数でいえば、通常の物損事故なら違反点数はゼロ。しかし、警察に届けず逃げてしまった場合は、物損事故でも、「安全運転義務違反 2点」+「危険防止措置義務違反(当て逃げによる付加点数として)5点」の合計7点の違反点数となり、一発免停コースとなる!
しかも、当て逃げは物損事故について警察への報告義務を怠ったことになるので、「1年以下の懲役又は10万円以下の罰金」の罰則が適用される。今日では、街のいたるところに監視・防犯カメラがあるので、被害者が警察に訴えれば、加害者が特定される可能性も以前より高くなっているに違いない。