オフにしないとフロントガラスを拭いていて挟まれることも
フロントガラス等にレインセンサーを設け、雨が降り出すと、自動的にワイパーが動きだし、作動速度や間欠間隔もコントロールする雨滴感知式オートワイパー(雨が上がれば自動停止)。
雨に反応する感度の調節機能も付いていて、なかなか便利という人もいれば、(調整しても)なかなか期待通りに反応してくれないので、無用な長物……と賛否が分かれるところだが、ともかく普及が進んできているオートワイパー。
このオートワイパー、窓を拭いたり洗車機をかけるときに、オートモードをOFFにするか、イグニッションをオフにさせておかないと、窓を拭いている最中に、センサーが反応してワイパーが動き出し、怪我や故障を引き起こすリスクがあるので要注意。
実際、ガソリンスタンドで給油中、スタッフが窓拭きサービスしている際に何かを話しかけられて、イグニッションキーをONにして窓を開けたところ、急にオートワイパーが動きだし、スタンドのスタッフの手が、ワイパーで挟まれた、または挟まれそうになったという事案はけっこう報告されている。(突然動き出し、手が挟まれて、皮がむけたり、血が出ることも! その様子を見て、ドライバーはドライバーで、軽いパニックになって、なかなかワイパーを止められない……)
オートワイパーのクルマでも、オートモードをOFFにしてマニュアル操作も可能だが、その場合、低速作動と高速作動の二段階のみの設定で、間欠動作と間欠時間調整機能は使えない車種がほとんどで不便……。こうした点については、今後、もう少しメーカーにも工夫と改善を期待したいところだ。
少なくとも、現状で上記のようなアクシデントによって、怪我や故障を避けるためには、晴天時はワイパースイッチのスイッチをとりあえずOFFにしておくのが一番確実。(オートワイパーの意味は薄れるかもしれないが)そのうえで、給油や洗車時は、確実にイグニッションキーもOFFにすることを習慣にしておこう。