投稿日: 2017年7月2日 07:30 TEXT: 原田貴俊 PHOTO: 増田貴広/原田貴俊 【ニュル24時間レース裏話】ニュルでも通用するスバルのディーラーメカの実力! Category 自動車イベント・カーイベント モータースポーツ 自動車コラムTags サーキット ニュルブルクリンク レース 画像はこちら クラス優勝を目指すチームを支えた6名の精鋭たちの奮闘記 ニュルブルクリンク24時間レースで、チェッカーまで残り3時間でマシンから出火。残念ながらリタイヤととなってしまったSTI。過酷なレースに挑んだWRX STIを支えたメカニックのうち、6名が全国のディーラーから選抜されてドイツへ派遣されたのだ。 スバルSTI画像はこちら じつはスバルのディーラーメカニック派遣の歴史は長く、一番古くは1990年のサファリラリーまで遡る。2001年を除き、2003年までWRCへ派遣。そして、2008年から参戦しているニュルブルクリンク24時間耐久レースへは、2010年より派遣が続いている。これまで、のべ357名のメカニックが世界の舞台で活躍をしてきた。 スバルSTI画像はこちら 今年、ニュルブルクリンクという戦いの場へやってきたのは6名。北海道から大阪まで、事前審査に合格した精鋭たちだ。彼らは普段、一般ユーザーの入庫車の整備や、最適なメンテナンスプランを提案するディーラーマン。今回はタイヤ交換&管理を任されており、決勝中もマシンの作業に関わるという、重要な役割を担っていた。 スバルSTI画像はこちら 北海道スバルの横井洋平さんは、3年前に応募し、念願叶って参戦となった。担当は左フロントタイヤだ。 「モータースポーツが好きでしたので、いつかは挑戦したいと思っていました。市販車ベースではありますが、レースマシンはやはり別物です。緊張も楽しみに変えながらサポートしてきましたが、リタイヤとなってしまって残念です。ですが、いろいろな経験ができたので、今後の仕事にも活かしていきたいです」とコメントしてくれた。 スバルSTI画像はこちら レース中に実際の作業を見学していると、6人が見事に連携し、スムースに作業を行なっていく。まるでレースメカニックのような手際の良さだが、作業後は次に活かすため、すぐにチームでミーティング。向上心とチームワークの良さに驚かされる。 スバルSTI画像はこちら 長年チームを支えるSTIのとあるスタッフの方に話を伺うと、 「日本では数えるほどしか顔合わせをしていないはずなのに、ニュルに来てすぐに高いチームワークを発揮するんです。これは今年に限ったことではなく、毎年同じなので驚きます。スバルのディーラーメカニックのレベルの高さを実感します」とコメントしたほどだ。 スバルSTI画像はこちら それ以外にも外したホイールの清掃、新しいタイヤの組み付け依頼など休む間もなく動き続ける。明け方に周回遅れのマシンに接触され、マシン左側が大きく破損してしまう。ドアが閉まらなくなってしまうというトラブルが発生するが、突発的なアクシデントにも即座に対応。最小限のロスでコースへ戻すために貢献する姿は、もはや立派なレーシングメカニックだった。 スバルSTI画像はこちら 世界一過酷と言われるコースを走り続けるWRX STIで得たノウハウが市販車へ活かされるのと同じく、厳しいレースで得た経験は今後の通常業務に活きてくるはず。スバルはクルマのみならず、ユーザーカーのメンテナンスをするメカニックも鍛えているのだ。【画像ギャラリー】スバルSTI画像はこちら スバルSTI画像はこちら スバルSTI画像はこちらスバルSTI画像はこちらスバルSTI画像はこちらスバルSTI画像はこちらスバルSTI画像はこちらスバルSTI画像はこちらスバルSTI画像はこちらスバルSTI画像はこちら 画像をもっと見る編集部が選ぶ!あなたにおすすめの記事 【PR】【2024年12月】車一括査定を利用するならどこがおすすめ?ランキング形式で紹介 【スバリストが選ぶ】歴代最強のスバル「WRX」はこれだ! 【スバリストが選ぶライバル】歴代最強の三菱ランサーエボリューションはこれだ! 【受注は目標の4倍!】新型スバル・インプレッサはスバリスト以外にも人気 マツダの名車を生むテストコースは数々の名勝負を魅せたサーキットだった! 美祢試験場の前身MINEサーキットとは 2輪ファンにはお馴染みだけど4輪ファンは聞き慣れない!? ホンダのレースで見かける「HRC」ってなに?
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