バルブの明るさではなく路面の明るさにこだわった
PIAA LED HEAD & FOG[ヘッド&フォグ用LEDバルブ]
適応タイプ:H4/HB3・HB4・HIR1・HIR2/H8・H9・H11・H16
価格:オープン(編集部調べ希望小売価格:2万6000~3万3000円)
老舗メーカーとして絶大な信頼を誇るPIAAが新たに開発した「ヘッド&フォグ用LEDバルブ」は、明るさを表すカンデラ値にこだわり、実用時での明るさを追求。ライトまわりの製作も行うPIAAだからこそ灯具の特性を理解しており、効率的で理想的な配光を実現した。
これまでのLEDバルブ界ではルーメンと呼ばれる数値が広く謳われていた。これはあくまでバルブ自体の光量を表すもので、実際に路面を照らす明るさとは少し意味合いの違うところがある。灯具に装着し、実際の明るさを測定した数値がカンデラだ。また、車検ではルーメンではなくカンデラで測定されているなど、実用上で大切なのはカンデラなのだった。
今回、群馬県にあるPIAA開発拠点内の測光室で実際のテストに立ち会うことができた。PIAAはここですべての製品を徹底的にテストし、明るさや実用性などを研究している。10m測光はもちろん、海外規格の25mにまで対応してるコチラは、使われる機材を含めて業界トップレベルの設備だという。絶大なる信頼を得る理由はここにあるというわけだ。
照射具合はトヨタ ハイエースに装着して、純正ハロゲンと標準タイプ(ファンなし)、プレミアム(ファン付き)で比較した写真を見比べていただきたいが、実際に目でみても光がひときわ明るく壁面を照らしていたのが印象的だ。純正ハロゲンや他社LEDバルブとも比べることができたが、くっきりときれいな配光を実現していた。実際の明るさは桁違い、と言っていいだろう。
点光源にこだわり、この明るさを実現したハイライトはなんといっても約0.9mmという極薄の両面基板だ。これは従来品に比べて2.4mmも薄くなっている。純正ハロゲンバルブのフィラメントに近い発光点とし、理想的な配光を行うことで高いカンデラ値を実現。路面を明るく安全に照らす性能を達成したのだ。
さらに、初期点灯の明るさを維持することも性能のひとつと考えるPIAAは、放熱シャフトの一体構造にこだわった。後部ヒートシンクへの熱伝導効率を高め、寿命に対して安心な設計としているのも大きなポイントだ。
消費電力はファンレスで15W、ファンありでも24Wとなり、昨今の低燃費需要にも貢献。優れた最高照度と低い消費電力という相反する性能を両立できたのはPIAAが持つ技術力がなせる技。LEDでもっとも苦労する熱対策もばっちりで、一体シャフトやアルミボディなど徹底した放熱構造とし、厳しい自社試験もクリアしている。
また、12Vだけでなく24Vにも対応し、さらに最低電圧9Vから最高電圧40Vにも対応。定電流回路を内蔵し、輸入車などのキャンバス制御やパルス電圧に対応する制御も盛り込んでいるのも嬉しい。安全なドライブを実現する明るいバルブが欲しい、そんなユーザー本意で開発されたPIAA渾身の「ヘッド&フォグ用LEDバルブ」。明るさと信頼性に優れたLEDバルブを探している方は、買って間違いなしの逸品だ。
【詳しくはこちら】
PIAA
0570・050・555
www.piaa.co.jp