流麗なスタイルと実用性を両立
今年2月に日本導入が開始されたばかりの新型BMW5シリーズに、早くもワゴンボディの「ツーリング」が登場し、販売開始された。
新型BMW5シリーズツーリングは、ワゴンボディでありながら、伸びやかなエンジンフード、ショートオーバーハング、ロングホイールベース、サイドに走る二本のキャラクターラインなど、BMW独自の特徴を堅持。
さらにルーフも後ろ下がりのラインとすることで、クーペのように流麗なスタイルを備えている。 その一方で荷室は、標準で570リットル、最大で先代より30リットル多い1700リットルの荷室容量を確保。
加えて、ボタンによるワンタッチ操作で倒せる40:20:40分割可倒式リヤシート、独立開閉式バックドアガラス、小物を入れられる荷室床下収納、ラゲージパーティションネット、荷物容量自動で判断し車高を常に一定に保つセルフレベリング機能付きリヤエアサスペンションを標準装備して、高い実用性を両立させた。
予防安全技術はセダンと同様に充実している。ステレオカメラをフロントガラス上部に、ミリ波レーダーをフロントに3基、リヤに2基搭載して、渋滞時先行車追従走行サポート付きの「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」、側面衝突の危険性を察知した際に衝突回避のステアリング操作を行う「アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション」、縦列・並列駐車を自動で行う「パーキング・アシスト・プラス」、ディスプレイキーによる遠隔操作で車外からの駐車を可能にする「リモート・コントロール・パーキング」など、多彩な機能を実装可能とした。
グレードは、184馬力/29.6kg-mを発する2リッター直4直噴ガソリンターボエンジン搭載の「523iツーリング」、190馬力/40.8kg-mを発する2リッター直4直噴ディーゼルターボエンジン搭載の「523dツーリング」、252馬力/35.7kg-mを発する2リッター直4直噴ガソリンターボエンジン搭載の「530iツーリング」、340馬力/45.9kg-mを発する3リッター直6直噴ガソリンターボエンジンに電子制御4WDを組み合わせる「540i xDrive(エックスドライブ)ツーリング」の4種類。
これに標準仕様(530iツーリング、540i xDriveツーリングには設定なし)と、落ち着いた内外装を持つ「ラグジュアリー」、スポーティな装いの「Mスポーツ」、3種類のトリムレベルを設定する。価格は650~1069万円。