ミツオカがビュート&リューギに「上質の向こう側」がテーマの特別仕様車を設定

レトロモダンの王道を行く特別な一台

 光岡自動車が、6月22日より発売を開始する特別仕様車を都内で発表した。

ミツオカ今回登場となった「MODAN(モダン)」と名付けられた特別仕様車は、レトロモダンをイメージし「モダンを極めた、上質の“向こう側”」をテーマにしており、4カ月前に登場させたガーリーな特別仕様車「フレンチマカロン」の正反対に位置するとしている。

ミツオカこの特別仕様車モダンでは、専用のボディカラーを3色用意。ダンディな男性をイメージした「モダングレー」、ワインの芳醇な深みを表した「モダンレッド」、硬質で知的なシャープさを備えた「モダンホワイト」。いずれのカラーも渋めのチョイスとなっている。

ミツオカまた、インテリアは「ダークレッド&ブラック」をテーマに立体的なストライプ生地で構成。トランクフードには専用エンブレムを入れ、シートにもロゴを刺繍。今回は足もとにもおしゃれをということで、15インチの専用アルミホイールも用意する。

 今回展開するのは、光岡の「Viewt(ビュート)」と「Ryugi(リューギ)」の2車種で、両者とも統一したコンセプトで仕立てられている。光岡では、2車種同時に展開するのは初めてとなる。

 価格はビュート モダンが287万2800円(12ST・2WD)から360万1800円(12LX・4WD)。リューギ モダンは296万4600円(15ST・5MT・2WD)から389万3400円(HYBRID・CVT・2WD)となる。発売期間は2017年6月22日(木)から12月25日(月)まで。

ミツオカ今回、この特別仕様車の発表とともに、ミツオカ・ビュートへの助手席回転式シートの導入も発表された。採用されたのは、スウェーデンの「オートアダプト」社の回転式シート。ビュートの全グレードで装着が可能であり、不要になった際はすべて取り外して元の状態に戻せ、車両も回転式シートもリユースが可能というシートとなる。怪我や身体の不都合が原因で「クルマを乗り換えなければならない」であるとか、「福祉車両はリセールバリューが低い」といったことも十分考慮したうえで、このオートアダプトのシートを採用したという。

ミツオカ

 もちろん、ミツオカ車オーナーが比較的高齢であることや、人生最後のクルマとしての選択が多いこともあるが、和装での乗降性も良好となるので、よりクルマを楽しむことができるという側面もある。この回転シートはシート自体の交換式となるのだが、それぞれのビュートの内装色に合わせて、イメージを損なわないよう回転シートの表皮の張替えなどにも対応を検討している。

 シートの価格は手動式が64万8000円、電動式が84万2400円(ともに税込み価格)。受付拠点は光岡自動車の東京ショールーム(東京都世田谷区)となる。

 光岡自動車は、このビュートへの回転式シートの導入をスタートし、リューギやガリューなど他車種への拡充、そして、ステアリングデバイスや、アクセル&ブレーキレバーなどの導入も図っていくとしている。


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