ステアリングアシストが大幅進化! 新型スバル アイサイトを先行体験 (2/2ページ)

今夏登場予定のレヴォーグやWRX S4に搭載

 新たに展開するアイサイト・ツーリングアシストは、今年の夏に登場予定の新型レヴォーグとWRX S4に全車標準装備されるというが、いったいどんな機能が備わったのかが気になるところだ。

 これまでのアイサイトバージョン3の機能に付帯させたのが、全車速追従クルーズコントロールシステム(ACC)だ。高速道路上の0-120km/h(現在、国土交通省を含めて検討されている高速道路の一部区間による最高速度引き上への対応策)の全車速域で自動アクセルと自動ブレーキで車間距離と車速をキープするだけでなく、新たに0-60km/hまでは自動ハンドル操作で前車を追従し、ゼロ発進時も停車してから3秒以内なら自動で前車に追従して再発進してくるのはかなり嬉しい。

 注目は、ハンドル制御を3領域で大きく進化している点だ。

 まずは120km/hまでの全車速域で車両両脇の白線をステレオカメラが認識してハンドルを制御し、車線の中央付近を維持して走ることが可能となった。またこれまでインジケータ上で緑色にディスプレイされていた白線認識のカラー表示はブルーで表示されるようになった。

 二つ目のハンドル制御の特徴は、車速が40km/h以下となり渋滞などで区画線が見えにくくなったときは先行の車両認識と区画線を組み合わせながらハンドルの制御を行なってくれる。

 三つめのハンドル制御機能は、車速が60km/h以下の場合には認識するはずの白線が認識できなかったり、トラックなどで区画線が認識できなくなった時に、先行車を認識して追従するように自動的に切り替えてくれるのである。

 新たに追加されたスバルのアイサイト・ツーリングアシストは、さらに充実した車両制御システムの作り込みにより高度で信頼性の高い運転支援システムとなった。

 車線キープ率、ハンドル操舵の信頼性、さらにこれまで以上の高い作動率で全車速域(0-120km/h)においてドライバーを助けてくれ、実用的になっていた。衝突回避という「ぶつからないクルマ」機能に加えて、長距離移動や渋滞時でのドライバーなアイテムをユーザーに提供してくれることになる。


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