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雨天時のドライブでリスクを減らすための対策とは (1/2ページ)

雨天時のドライブでリスクを減らすための対策とは

事前の対策が重要なポイント

 雨のドライブで注意することは、なんといっても視界の確保とグリップの低下。視界確保のポイント3つをご紹介したい。

窓の外側をクリアにする

 雨のとき一番頼りになるのがワイパー。しかしワイパーゴムは、紫外線や熱、ホコリなどで劣化して、拭き取り性能は徐々に低下していく。ビビり音が出たり、拭き取り面に筋が入るようになったら、即交換。最低1年に一度は交換したいので、梅雨入り前には定期的に交換すること(ブレードごとではなく、ゴムだけ交換するとリーズナブル)。

 またウインドの表面に油膜がついていると、光がギラギラ乱反射して、視界不良に……。ノンシリコンの専用クリーナーで、日頃からきれいに磨いておこう。ガソリンスタンドなどのウエスだと、油分が付着していることがあり、そうしたウエスで拭くと、かえって油膜が広がることもあるので、要注意。

 清掃したあとは、撥水剤などでコーティングするのも非常に有効。ただし、コーティング面を洗剤で拭くと、撥水効果にムラができて前が見にくくなることもあるので、撥水剤を愛用している人は水拭きオンリーがいいだろう。

曇り止め対策

 雨の日は、服や傘、靴などについた水分の影響で、内窓が曇りやすくなる。曇れば視界が悪くなるので、曇り止め対策が必要。まず、クルマに乗るときに、傘や服、靴についた水滴を叩いて、なるべく水分を車内に持ち込まないようにする。

 とくに底がゴムや革製の靴は、濡れるとペダルの上で滑ることもあるので、車内に一枚ウエスを置いておいて、軽く拭きとってから運転するのが望ましい。濡れた傘も、そのまま助手席や後部座席に置くのではなく、ビニール袋などに入れておくとベター。

 そのうえで、エアコンを外気導入でオンにする。曇りを消すにはこれが一番。なお、内窓が汚いクルマは、内窓に付着したタバコのヤニ、外気のばい煙、手垢、人息、ホコリなどの汚れに水分が吸着するので、一段と曇りやすい。したがって内窓のクリーニングも大事な要素だ。

被視認性をアップ

 雨の日は、昼間でもヘッドライトを点けて、被視認性をアップするのも肝要。スモールランプなんてケチなことを言わずに(デイライトならややマシ)ヘッドライトを使用しよう。もうひとつ、雨の日は歩行者も傘をさしていたりして視界が悪くなっているので、そうしたことも頭に入れておこう。

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