ブレーキパッドとディスクローターの摩擦で出た削りカス
アルミホイールに付着する黒い汚れ。それがブレーキダストです。その汚れを放置しておくと、走行中に埃が付着したり、雨で流れたり、さらに乾いて固着したり、段々と大変なことになっていきます。
時間が経つと簡単にキレイにならなかったりしますから、スタッドレスなどにホイールごと入れ換えるときは、保存前に必ずホイールを洗浄するべきです。ただ、個人的にはホワイトのホイールにうっすらとブレーキダストが乗って、立体感が出る感じが好きだったりします。
ブレーキダストの正体は、削られたブレーキパッドとディスクローターから出た削りカスです。ブレーキパッドとディスクローターが接触し、摩擦することによってブレーキ力が発生します。摩擦しているので削られ、また高温になってブレーキパッドの成分の一部は気化したりします。
それらのうちの一部がホイールに吸着してしまうんですね。そのなかでも困るのがメタル成分で、ホイールに付着したままサビが発生するので、それが洗浄しにくい状況を作ってしまいます。
ただブレーキの本来の目的はクルマを安全に減速させることなので、それに見合ったブレーキ性能を獲得することが必要です。ブレーキダストの過少に目を奪われるべきではありません。