横浜ゴム「Type D」が復刻に向けフェアレディZに装着し浅間ヒルクライムで走行!
TEXT: 青山義明
PHOTO: 青山義明
秋の発売に向けて開発は進行中
東京オートサロン2017でお披露目されて、非常に大きな反響を呼んだ「ADVAN HF Type D」が、浅間ヒルクライムの会場で、再び姿を現した。
「ADVAN HF Type D」は、1981年に発売された“歴史的ヒット商品”であり、横浜ゴムの創業100周年を記念し、2017年秋にヒストリックカー市場向けに復刻発売する、とされているタイヤだ。
レースで使用されるスリックタイヤにディンプルを施したトレッドデザインを採用。ポルシェにも新車装着されるなど1980年-1990年代に一大ヒット作となった。
ヒストリックカー市場は愛好家が多く存在するものの、現在適切なタイヤの購入や確保が難しいことから、ヒストリックカーユーザーから商品化の要望が常々挙がっていたという。そして発表と同時に、東京オートサロン2017の横浜ゴムブースでのプロトタイプを参考展示していた。
このオートサロンで展示された195/70R14 91Hサイズの「ADVAN HF Type D」を装着していたのがフェアレディZ 432R。今回浅間ヒルクライム2017(5月27日~28日/長野県小諸市 チェリーパークライン アサマ2000パーク)にも、その同じZが登場。2日間を無事に走り切った。
同じ「Type D」装着しているように見えるが、オートサロンのときとは異なり、今回装着したものは、実際の走行に合わせ開発が進んだものだという。この走行での評価を確認し、秋の発売に向けてさらに開発を進めていく、という。