タイヤが空転するような悪路で威力を発揮するX‐MODE
スバルのSUVならではの高い走破性能を実現するのがAWD性能。水平対向エンジンや縦置きパワートレインによるシンメトリカルレイアウトはもちろん、自社コンポーネントで構成するのがスバルの強み。後輪への駆動力分配機構などを自社で設計・検証しているので、最大限のトラクション性能を発揮するAWDを実現できる。
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新型XVでのトピックは、フォレスターやアウトバックに搭載されていたX‐MODEが1.6i‐L以上に標準搭載されたこと。X-MODEは雪道での発進や悪路の登坂などでタイヤが空転するようなシーンでの走行性能を極限まで確保する機構で、停車時または約20㎞/h以下で走行中スイッチを入れると制御が瞬時に介入し、40㎞/hまで作動する。
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このモードになると、エンジン、トランスミッション、AWD、VDCのコントロールユニットが統合制御され、4輪の駆動力やブレーキを適切に制御し、スムーズで安定した走行を提供してくれる。
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XVでは、市場からのフィードバックにより、ステアリングを大きく回した状態での脱出性能を高める制御を追加。舵角や車輪速センサーからの情報も合わせて駆動力配分を決定すること、過酷なシーンでの信頼感をさらに高めている。
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