メーカーOPはそれなりだがディーラーOPはあまり差が出ない
オプションがてんこ盛りだと下取り査定のときに有利となる! のは間違いではないが、ディーラーオプションの場合はそれほど大きな期待はできない。たとえばカーナビやオーディオが標準的な仕様よりランクアップしていたとしても、標準的なカーナビ&オーディオとの査定の差はあってもごくわずかか、ほとんどゼロに近い。
エアロパーツなどの外装パーツにしても、純正ブランド製品をフルで付けていたとしても加点要素としては極めて小さいのが現実だ。とくにフロントバンパーのみリップスポイラーを付けたなど、フルセットでない場合の加点はゼロとなる。社外品の場合は加点ゼロか、下手をしたらマイナス査定になるので気をつけたい。
マフラーなどはノーマル品を保管しておくのがベター。高価な大径ホイールや車高調キットなども、多くの場合は加点要素としては極めて小さなものになる。ただし、メーカー直系のワークスブランドのパーツの場合は加点が大きくなる場合もあり、車種によってはスポーツカーの専門店などで人気の車高調キットが加点要素となる場合もあるため、がっつりとチューニングをした場合は、カスタム系の専門ショップで査定してもらうのも手だ。
また、リセールバリューを気にするのなら、ディーラーオプションよりも人気のボディカラーを選んでおくほうがずっと有利となるので、担当セールスマンと相談の上選びたい。ハリアーやヴェルファイアでは、ボディカラーが黒というだけで大きく加点される。
一方でディーラーオプションよりも、メーカーオプションは査定時に有利となることが比較的多い。
運転支援系のデバイスや限定のボディカラーなどは加点要素として評価される傾向に。サンルーフもいまだにプラス材料として強みを発揮する場合が多い傾向が続いている。
加点要素として大きくなるオプションは車種によっても異なるため、リセールを機にする人は商談時に必ずセールスマンと相談して選ぶようにしよう。