2011年にスタートしたおかやま次世代自動車技術研究開発センター(OVEC/Okayama Vehicle Engineering Center for the next EV)は、戦前の飛行機から現在の自動車産業まで岡山にあるモノづくりを支える各社が集まって、それぞれの技術で、要素部品を自ら設計し商品化していくプロジェクト。これまで、三菱のギャランフォルティスをベースとしたOVEC-ONE、そしてi-MiEVをベースにしたOVEC-TWOと2台のEV試作車を製作してきている。
車体サイズは全長3000mm×全幅1400mm×全高1000mm。最高出力23.5kW、最高速度は120km/h、航続距離180Kmといったところだ。OVECにも参画している、日本のトップ・レース・コンストラクターの戸田レーシングの協力も得ており、レーシングカーのノウハウも各所に盛り込まれているという(コアテックとして全日本F3選手権に参戦している戸田レーシングの「TODA RACING F3 TEAM」にスポンサードもしている)。