VWゴルフが4年振りのマイチェンで渋滞時追従支援システム採用など大幅進化 (1/2ページ)

メーターには12.3インチ液晶ディスプレイを採用

 フォルクスワーゲン・ゴルフが4年ぶりにマイナーチェンジし2017年5月25日に発表された。今回のマイナーチェンジではヘッドライトがLEDに変更されたほか、メーターがデジタル化されるなど全体的に商品力を高めている。新型VWゴルフ

 1974年に初代が発売されてから40年以上にわたり世界中で愛されているゴルフ。外観は前後バンパーのデザインを変更し、新形状のヘッドライトを採用することでシャープな印象を与える。新たに採用したLEDヘッドライトで暗い夜道での視認性向上をもたらす。

 リヤも全グレードにLEDテールランプを採用し、後続車からの被視認性をアップ。また、美しい見た目で流行の兆しがある、流れるように光るウインカーの「ダイナミックターンインジケーター」をフォルクスワーゲンとして初採用している(ゴルフRに標準装備/TSIハイラインとGTIにはオプション)。フォルクスワーゲンのなかでゴルフが常に最先端モデルであるか、ということがわかる。

 ゴルフのスポーツモデル「GTI」はエンジン出力を10馬力アップした230馬力を2リッター直列4気筒ターボから発揮。ゴルフRは310馬力と従来モデルよりも30馬力の出力向上を果たした。ゴルフRについては新開発の7速DSGを採用し、走りの楽しさを提供してくれる。

 インテリアを見るとこれまでアナログメーターだった速度計などを先進のデジタルインターフェースに変更。

 12.3インチのディスプレイが採用されてデジタル表示になり、ドライバーの好みに応じて5種対のプログラム(クラシック、燃費消費&走行可能距離、効率、性能&安全支援、ナビゲーション)から選択することが可能。スポーツモデルの「GTI」はグラフィックにイメージカラーのレッドがアクセントとして使われている。

 またダッシュボード中央に位置するナビゲーション機能付き「ディスカバープロ」は8.0インチだったディスプレイを9.2インチに拡大。さらにフォルクスワーゲン初採用のジェスチャーコントロール機能を搭載し画面に触れずとも操作することが可能となった。

 そして運転支援システムとして、今回コンパクトシリーズに追加された渋滞時追従支援システム「トラフィックアシスト」を設定した。レーンキープアシストとアダプティブクルーズコントロールをベースにしている「トラフィックアシスト」は、ハンドルを握った状態でさえあれば、自動的に加減速とステアリング操作を行ってくれるというものだ。

 また、衝突の危険を検知すると自動でブレーキがかかり、被害を軽減・回避する「Front Assist(フロントアシスト)」には、歩行者検知機能が追加されている。

 同クラスのコンパクトカーよりもエアバック数も多く、ナビゲーションサイズも大きく、そして運転支援システムが追加されたゴルフ。世界中で40秒に1台売れているという理由がわかった気がする。日本市場も盛り上がりを見せることだろう。


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