ボディの外側にタイヤとホイールがピッタリ一致していること
ツライチとは、辞書によると「二つの面の間に段差が無くフラットな状態」という意味。漢字では「面一」と書く。クルマのドレスアップとしてのツライチは、ボディ(フェンダー)の外端とタイヤ&ホイールの表面が、ピタリと一致していることを指す。ノーマルのクルマのタイヤの位置は、フェンダーの端から数センチ単位で内側に引っこんでいる。
むかしから、カッコいいクルマの条件は、「低く、幅広く、タイヤが太い」というのがセオリーなので、ドレスアップするなら、車高を落として、太いタイヤを履かせて、なおかつそのタイヤをフェンダーの外側ギリギリの位置まで広げて装着するのが一番手っ取り早い。だから、ドレスアップの第一歩としてツライチに興味を持つ人が多いというわけ。
ツライチ=ホイールを外側に出すためには、ホイールのインセット(単位はミリ)を小さいサイズにホイール交換するのが基本。ホイールとハブの間にスペーサーを挟んで、ツライチに近づけるという方法もあるが、そのスペーサーが走行中に割れたり、ハブボルトの有効に使える長さが短くなって、ナットが十分締まらないなどのリスクがあるので、おすすめできない。