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スバルWRX STIが大幅進化! DCCDを一新してFRのように曲がるAWDに

スバルWRX STIが大幅進化! DCCDを一新してFRのように曲がるAWDに

サスペンションセッティングも見直された

 1990〜2000年代のWRC(世界ラリー選手権)で活躍したインプレッサWRX STIをルーツとする、スバル最強のAWD 4ドアセダン「WRX STI」。デビューから3年を経て、初のマイナーチェンジで大幅進化する時がきた!

 進化の内容は、今年1月のデトロイトショーで発表された北米仕様2018年型とほぼ同様だが、その中でも最大の目玉はやはり、WRX STIの走りの要であるAWDシステム「マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)」が一新されたことだろう。

 従来は電子制御と機械制御の組み合わせだったが、これを電子制御のみに一本化。「新電子制御マルチモードDCCD」として、回頭性をこれまで以上に高めている。

 これについては、新WRX STIプロトタイプ(外観は旧型で新型の技術が搭載されたもの)に雪上コースで試乗したドリキン土屋圭市さんが、その走りの進化を余すところなく示してくれているので、下記の動画をぜひ確認してほしい。

【ムービー】ドリキン土屋圭市が新型WRX STIプロトタイプを雪上で全開!

 また、優れた操縦安定性とフラットな乗り心地をさらに向上させるべく、サスペンションのセッティングを変更。さらに上級グレードの「Type S」には、ダークガンメタリック塗装の19インチアルミホイールに245/35R19タイヤ、そして前後18インチのドリルドローター、フロントが対向6ポットのモノブロック・リヤが2ポットのイエロー塗装STIロゴ入りキャリパーを組み合わせたブレンボ製ブレーキを新たに標準装備した。

 外観では、主にロアグリル左右の開口部を拡大するなどフロントバンパーのデザインを改めたほか、ステアリング連動ヘッドランプを採用した新デザインのLED2灯ハイ&ロービームランプを装着して、迫力をさらにアップ。

 室内では、ハイグロスブラックのインパネ加飾パネル&ドアスイッチパネル、赤色のシートベルト、5.9インチマルチファンクションディスプレイを標準装備。

 メーカーオプションで、赤のステッチとアクセント、STIロゴを入れた、運転席&助手席8WAYパワーシート付きのレカロ製フロントシートを「Type S」にメーカーオプション、8インチサイズナビをディーラーオプション設定している。

 ボディカラーはアイスシルバー・メタリック、クリスタルホワイト・パール、ダークグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、ピュアレッド、WRブルー・パールの計6色で、価格は標準仕様が3,866,400円、「Type S」が4,060,800円。

 後輪駆動好きで知られるドリキン土屋圭市さんに、プロトタイプの時点で「面白い! 攻めたくなる! こいつはアクセルオンでアンダーステアを消せる、FRのようなAWD」と大絶賛させた、大幅進化型スバルWRX STI。発売は6月20日、その走りを体感できる日は近い!

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