モータースポーツ活動の体制を強化する
すでに発表となっているが、横浜ゴムは、モータースポーツ事業を取り仕切るヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナルを6月に解散する。新たに「モータースポーツ推進室」を新設し、5月1日に発足させている。
ヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナルは、競技用タイヤの開発・供給と活動全般を統括する会社として2013年4月に設立。活動を引き継ぐモータースポーツ推進室は、今まで以上にモータースポーツとの関連強化を進めるとしている。そして、モータースポーツ活動の体制強化とともに、そのモータースポーツで培った技術を生産(市販)タイヤに積極的に反映させていくという。このタイミングでの推進室設立については、2018年の各シリーズの選定に間に合わせるため、であるという。
阿部義朗モータースポーツ推進室長は「モータースポーツに関していえば黒字」という。「鈴鹿10時間耐久レースをはじめ、条件次第というところはあるが、手を挙げていきたいと」と非常に意欲的である。その先のターゲットとしてトップフォーミュラ(F1)についても「頭のなかにないわけではない」としている。そのなかで、「(当面の)ライバルはP社ですね」と答えている。
今後のレースの現場でADVANロゴを目にする機会がさらに増えていく可能性は非常に高い。よりハイレベルなフィールドへ果敢に挑んでいっていただきたい。