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【祝スカイライン60周年】歴代モデルを振り返る④「10代目から13代目」 (3/4ページ)

【祝スカイライン60周年】歴代モデルを振り返る④「10代目から13代目」

第二世代最強のGT-Rを有したR34から現行モデルまで

 スカイラインの生誕60周年を記念して歴代モデルを振り返る本企画。いよいよスカイラインヒストリーも最終章で、今回は10代目から現行車の13代目までを紹介していく。

⑩10代目 R34型(1998年-2002年)

 スカイラインの伝統ともいえる、ストレート6(直列6気筒エンジン)を搭載する最後のモデル。ドライビングボディというキャッチフレーズに恥じない、歴代最強の高剛性ボディ、ホイールベースのショート化(R33に対して)、そして前後重量バランスの最適化(GT-RのVスペックⅡで55:45)で、アンダーステアをきれいに解消。

 エンジンはベース車の「25GT-t」でも、自主規制上限の280馬力を達成。GT-RのVスペックには、アンダーディフューザーを装着し、量産車では世界で初めてのグランドエフェクトを得ることにも成功している。スタイリングもウェッジシェイプで、丸目4灯のテールライトと、サーフィンラインも健在。スカイラインファンが一番納得できるカタチ(デザイン)とパフォーマンスで、10代目のメモリアルにふさわしい一台に仕上がっていた。

しかし、ベースモデルはデビューからわずか3年後の2001年に生産終了。GT-Rも、翌年、Nürスペックを限定販売(当初300台限定だったが、最終的に1000台)し、最終的に合計12175台をもって生産終了。

 なお、プリンス自動車時代からスカイラインを生産してきた、村山工場での生産は2000年9月までで、それ以降は栃木工場に引き継がれた。

 R34GT-Rは現在でも、評価、人気とも高く、中古車価格の平均相場は高止まり(640万円前後)。R35GT-Rの初期型よりも高価な個体が多いぐらいだ。

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