ステアリングをスライドさせれば右ハンドルにも左ハンドルにもなる
じつはワタクシ、ウニモグを運転したことがある。以前はヤナセの子会社であるウエスタンモータースが輸入代理店だったのだが、バブルもあってか特別仕立ての「アーバンウニモグ」なるものをドイツに頼んで作ってもらい、販売していた。(写真はイメージです)
これに試乗させてもらったのだが、運転フィールは見たまんまで、大型トラックよりゴツゴツした感じ。ただ、ボディ自体はコンパクトで取り回しに気を使うということはなかった。また、驚いたのは左ハンドルにも右ハンドルにもできることで、インパネの上をスライドさせれば簡単に切り替えることができた。
シフトも、識字率の低い地域において字が読めない人が使ってもわかるように、低いギアは亀。高いギアにはうさぎのマークが付いていたのは、さすが現場向けといったところだった。
登坂能力は45度とされるなど、頼もしさは十分。雨のなかでも高速を走ったが、スピードは出せば出すほど安定するというのにもビックリ。ただ、ギア比を高めにしていあるアーバンウニモグでも100km/hがせいぜいではあった。(写真はイメージです)
今でももちろん販売されており、民間だけでなく、道路公団や警察などでも使用されているウニモグ。最新のディーゼル規制もパスしたり、デザインもより未来的になるなど、まだまだ進化は続いている。もちろん個人でも買えるので、自家用に一台いかがだろうか?
(写真:メルセデス・ベンツ 取材協力:マロニエオートストーリー)
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