愛車CLAシューティングブレークの生まれ故郷を訪問
先日、メルセデス・ベンツ・コンパクトモデルの試乗会でハンガリーへ行ってきました。まずは、F1グランプリも開催される「ハンガロリンクサーキット」へ。そしてその後は「ケチケメート工場」に訪問。
ちなみに「ケチケメート工場」は2012年にオープンしたばかりの真新しい工場。敷地面積は142万平方メートル。建屋の面積は25万7145m。生産台数は年間約20万台。約3500名が働き、3体制、8時間のシフトで作業が行われています。
残念ながら工場内でのラインの撮影は禁止でしたが、今回見学したのは、まずはシートの組み付け。さまざまなバリエーションに対応するそうです。そして、ステアリングの組み付け。続いて、車輪の組み付け。ドアの取り付け。燃料の充填……。
工場内は広々として、しかも清潔。工場のテーマはドイツのメーカーらしく「インダストリー4.0」で、無人化やロボット化が進んでいはいますが、人の手作業も多いことが意外。
そして、工場の作業工程のなかでも、もっとも力を入れていると思われるのが「検査」。中でも、高水圧で水を車体に吹き付ける検査は、自動業界のなかでももっとも検査が厳しいとか。その後も強いライトを当てて表面の塗装をチェックしたり、電気系統の検査をしたり。そして製造されたクルマは全車、屋外でダイナミックテストを行い、風切り音や騒音などをチェック。違和感があれば工場内に戻ります。
じつは、見学中も1台、「CLA」がなかに戻りました。さすが「安全」にこだわる「メルセデス・ベンツ」。品質にも妥協しないようです。