講師は現役GTドライバーなど超豪華
今年もNISMO、TRD、MUGEN、STIの4大メーカーワークスが主催し、初心者から中級者向けの走行会を実施。永遠のサーキット初心者であるマリオ高野も昨年参加し、その中身の濃さに感動したので、その魅力を報告しよう。
まずスゴイのが、超豪華な講師陣! 初心者向けのクラスの場合は最初にサーキットの走り方の基本からレクチャーを受けるのだが、講師は、NISMOの松田次生選手やSUBARUの山内英輝選手など、今をときめくスーパ-GTで活躍するレーシングドライバーたちだ!
フラッグの意味や最低限のマナーといった極めて初歩的なことから、タイムを詰めるコツまで幅広く教えてもらえる。もっともお手軽な「エンジョイクラス」では、数千円の参加費でサーキットが20分×2本も走れて、しかもトップドライバーからの生レクチャーを受けられるのは激烈にお得だと感激した。
一般的な走行会は速い人もそうでない人も混在して走ることが多く、初心者も上級者も、お互いがそれなりに気を遣わされるもの。特に初心者は「動くシケインとなって周囲の邪魔になるのは辛い」という遠慮が先行してサーキット走行会への参加に腰が引けるという人が多いと思う。
しかし、ワークスチューンサーキットディは基本的に中級者以下のレベルを対象としており、しかも4つのレベルにクラス分けされるので、だいたい自分と同レベルの人と一緒に走る状況だ。排気量やタイヤなど、マシンのパフォーマンスも近いレベルが集まるので、そういう余計な精神的なプレッシャーから解放されるのは大きい。