プリウスや軽自動車などスポーツモデルじゃなくてもウェルカム
サーキット走行に参加するからには、それなりのクルマが必要だと思われがち。「スポーツカーでもない実用車での参加は恥ずかしい」という遠慮からもサーキット走行回に踏み出せない人は多いと思うが、不肖マリオ高野は、自分の愛車以外ではレンタカーか教習車しか見たことがない先代インプレッサG4の1.6i(5MT)で参加したが、予想以上に愛車が頼もしく思えて十分に良い汗がかけた。
基本的にはやはりスポーツカー系が多いものの、プリウスや軽自動車など、参加車はバラエティに富んでいる。
また、基本的に速度域の高くないコースが選ばれるので、ロールゲージや4点式ベルトなどの装備がなくてもOK(もちろんある方がベター)なのもありがたい。気になるタイヤも意外と減らなかった。年式が古めのモデルでも無茶をしなければ壊すリスクは低い。とにかく、参加の裾野が広いのだ。
さらに、ニスモやSTI、TRDや無限といったワークスブランドの最新デモカーの走りを見たり体験できたりするのも大きな魅力。レーシングドライバーとの同乗試乗は抽選なので参加者の数が多いと当選率は下がるが、見学者にも抽選枠があるなど、憧れのマシンと憧れのドライバーの走りが味わえる可能性は結構高い。
また、イベントの最後には各ブランド対抗の模擬レースが開催され、各ワークスにマシンがバトルする貴重な光景も楽しめるのだ。
イベント中は、時間や都合の許す限りレーシングドライバーや、ワークスの開発エンジニアと直接的な対話ができるのも極めて貴重。憧れの人にチューニングやドラテクに関する質問をしたり、自分の愛車をチェックしてもらえるのは夢のようなひとときだ。もちろん一緒に写真を撮ることもOK。ワークスブランドとユーザーが物理的にも精神的にも、ここまで近い距離で対話できる機会はなかなかない。
どノーマルでの参加もOKとはいえ、やはり参加者の多くは様々なチューニングを施しているので、パドックはユーザー同士の意見交換の場としても盛り上がる。気になるパーツを付けている人に装着後のパーツの感想などを聞いてみるのも面白い。
長年にわたってサーキット走行参加への願望を抱きながらも、なかなか実行できなかった人はゼヒ参加してほしい! 詳しくは運営会社の「プロクルーズ」のウェブサイトをチェックしよう!
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