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【噂の真相】ヘルメットが「生もの」って本当? (2/2ページ)

【噂の真相】ヘルメットが「生もの」って本当?

経年劣化を考慮した買い換え推奨期限がある

 走行会などに参加するため、四輪用のヘルメットを購入している人が増えてきているが、ヘルメットもじつは消耗品のひとつ。「大事に使えば、一生使える」と思っているかもしれないが、他の製品同様、使い出した瞬間から、劣化、消耗は始まっている……。

 ヘルメットは、外側の帽体(FRPなど)、内装、そして衝撃吸収体(ライナー)が主な構造。このうち、ヘルメットの命ともいえる衝撃吸収体は、発泡スチロール製で、この衝撃吸収材から経年劣化が進んでいく。

 そのため、アライやショウエイなどのメーカーでは、SGマーク(製品安全協会の被害者救済制度)の有効期限(ヘルメット着用開始から3年)を目安に、買い替えを奨励している。

 とはいえ他の工業製品同様、使用期限にはかなり余裕を持たせているはずなので、大きな衝撃を与えたりしなければ、メーカー推奨期間の2倍、6年ぐらいは問題なく使えるはず(保証の限りではない)。

 ただし、クラッシュなどでヘルメット(頭部)をどこかにぶつけてしまった場合や、有機溶剤や高温によって衝撃吸収材(発泡スチロール)がダメージを受けたり、内装や顎バンドがヘタリ気味で、ホールド性が悪化した場合は、3年未満でも寿命となる。

  

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