普通のクルマでも車中泊を考慮したモデルも増えている
最近は泊りがけで遊びに行った際に宿泊代を浮かせるという目的だけでなく、楽しむという側面や、あっては欲しくないが、大地震などの災害の際のイザというときの居場所といった備えで車中泊がしやすいクルマへの注目が高まっている。
ミニバンなどであればシートをフルフラットにできるクルマも多く、それだけでも車中泊はしやすいが、今回はとくに車中泊に向いた特徴をもつクルマを5台選んでみた。
①ホンダN BOX+
軽乗用車は前後シートがフルフラットになるクルマも多いので車中泊に使いやすいクルマは多いのだが、そのなかでも飛び抜けているのがN BOX+だ。もともとが車中泊を想定しているクルマだけに、後席を床下に収納し、前席をリクライニングして付属のボードを敷けば、大人2人でも寝られるフラットなスペースが現れる。
ここにマットを敷けば快適なベッドに早変わりだ。さらに便利なちょっとした物置きも多く、車中泊やアウトドアでの可能性や利便性を広げてくれるオプションパーツが豊富にそろっている点も魅力だ。
②ホンダ・フリード+
N BOX+と同じコンセプトのコンパクトミニバン版といえるのがフリード+だ。N BOX+同様にボードを敷くと現れるフラットなスペースは大人2人が余裕で寝れる広さが確保されている。またN BOX+も同様だが、寝床に使うフラットなスペースの下には荷物が入るかなりの空間があるのも嬉しいポイントだ。