開幕戦は筑波フェスティバル内で行われた
これまでさまざまな車両でこのEVレースに参戦してきた国沢光宏選手。ここ2シーズンは燃料電池車であるトヨタMIRAIでの参戦を続けていたが、今回再びピュアEVで参戦を決定。
その国沢選手が選んだのが、昨年まで太田光紀選手が乗っていたテスラModel Sだ。バッテリー容量は85kWhで、前後にモーターを2基積んだP85Dである。そしてその国沢選手がついにこのシリーズで総合優勝を果たした。
ここで該当するのは、BMW i3 REX、そして日産ノートe-Power(エンジン回転が駆動に関与するタイプのPHEVは出場できない)。このレギュレーション変更により、BMW i3 REXが今回登場した。
また、今回は「CARトップ 50周年記念イベント」との併催で、午前中からたくさん関係者とギャラリーが会場に集まっており、いつものJEVFRAシリーズとは少し印象の違うにぎやかな開幕戦となった。出場選手にも、そのCARトップ記念イベントに駆け付けた2名のゲスト(ラジオパーソナリティを務めるピストン西沢選手と、モータージャーナリストの片岡英明選手)がシリーズ初参戦となった。
この86EVは、2016年最終戦でマシントラブルによりリタイヤとなったが、今回急きょモーターを新調したため、モーターのシェイクダウンが終わっていないということで、少し不安要素が残る参戦である。
さらにドライバーの金沢選手も、じつはこのCARトップ50周年記念イベントでヒストリックカー走行会を担当しており、当日は忙しく会場内を動き回っていた。